日本茶専門店 錦園石部商店 
titel ティーポット
ティーポット。形もかわいらしく好評です。

茶漉しはお馴染みの細かな陶製タイプ(錦園指定のスペシャル)。お茶の味と色のクリアさを生み出す秘密です。

 お待たせしておりましたティーポットが入荷(実は再々々入荷)。石部は茶器に関して「道具としての美しさと使いやすさ」を基本に考えています。

 錦園の急須1.8号のシリーズが出来た当初からお客様から「もっと、たっぷりとはいる急須も欲しい。」との要望を頂いておりました。ただ、「横手」のタイプをそのままサイズを大きくすると、かさ張ってしまいスペースを必要とするということと、手首の回転でいれるには重さが気になるのとで、おこたえを出来ずに数年が経過してしまいました。

 ティーポットはそれらをクリアしつつ+αが出来た茶器です。

 これまでの「細かな茶漉し」や「使う度に深まる色艶」などを踏まえつつ、

  1. 省スペースでありつつ、たっぷりはいること。
  2. 後手タイプとし、左右どちらの手でもいれやすい事。
  3. いれるお茶を選ばない雰囲気を持つこと。※家庭には日本茶だけでなく、紅茶、中国茶も浸透しています。


ティーポットの容量を確認。2つのビーカーを使用しました。

特に
  1. 省スペースでありつつ、たっぷりはいること。

はその容量等が悩み所でした。大きくしてしまえば、冷めやすくもなり、どんな形であっても重くなってしまう。多人数の時にしか使えないのではフレシキブルさに欠ける。普段から気軽に使えるサイズにしたい。等々。

ヒントとなったのはお客様との会話中「缶ドリンク(350cc)ってちょっと量が多くて」の一言です。※350ccの缶ドリンクをマグカップなどにあけてみると思った以上に多い事に気がつきます。



水を蓋下までいれてビーカーへ。
注ぎ分けてみると300ccと50cc(ちょっと、50ccの目盛りを越えています。






「使い勝手のよさ」と実質的な「たっぷり感」がバランスしたティーポット。実は今、ちょっと人気だったり致します。
2005年5月28日 石部健太朗



良い道具による充実のティータイム


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