「さくらかおり」。この名前は以前におつき合いのありました東京の日本茶喫茶でのメニューにつけられていた名前です。※諸事情により2004年5月に閉店。スタッフとお客様との距離感が心地よい素敵な喫茶店でした。
さて、さくらかおりの使用品種は「静7132」。錦園のサイトではよく目にする品種です。茶園では太い茎と紅い芽が特長的。(葉と茎のバランスは見るからにお茶にするのが難しそう。)
振り返ってみれば、静岡市を流れる安倍川の東、俵峰で2000年に初めて出会いました。当時、静7132の「霜知らず」という俗称を生産家に聞き「ああ、霜害に強い品種なんだろうな。」と思った記憶があります。
実際、比較的遅場所で霜害に会いやすい条件の俵峰へ霜に強い品種として今から30年ほど前に導入されました。(製品にするのが難しい事や、個性的な味香りの為に別の品種に改植されてしまったものも少なく無かったようです。)今でも俵峰のあちらこちらには静7132の茶園をみつける事が出来ます。 |