Nishikien.com 茶専門店 錦園石部商店  店主 石部健太朗(日本茶インストラクター#02-0362) お茶にまつわる様々な事柄。〜owner's talk〜 
titel 八十八夜ですね。
静岡市足久保にて
5/2 八十八夜
同左
柿の葉が繁ってきました。
     今日は「八十八夜」。立春から数えて88日目。(実は日本独自の暦)この日以降は「霜が降りない。(寒さによる被害が無くなる。)」=つまり、この日までは霜が降りる。(寒害がある。)」ということになります。
    • 「八十八夜の別れ霜」
    • 「八十八夜の忘れ霜」
    • 「さつき寒」

     どれも霜害などをイメージさせる言葉ですね。

     八十八夜の茶として、この日のお茶は喜ばれますが(※美味しいという保証ではありません。)縁起物であるといったニュアンスが強い。良茶の製造は「適期摘採(てっきてきさい)」であり、闇雲にこの日のお茶が良いわけでもないのは落ち着いて考えてみればわかります。(品種による摘採時期の違いは以前のowner's talkからも想像が出来ますね。)

     末広がりの「八十八」から縁起をかついだり、これからの豊作を願う日といった意味合いが強いでしょう。八十八夜は「お茶を楽しむ日」となった方がいいような気がします???

日本平のやぶ北茶
完成パッケージ
 本日「日本平やぶ北」の販売開始日となりました。(摘採は4/28・29)

 製造の産地は山間地へ移動しながら最盛期へ突入。ゴールデンウィーク後半には、本格的な山のお茶が始まることでしょう。「天・地・人」の揃ったこの土地に感謝する石部です。

2005年5月2日 石部健太朗



良い道具による充実のティータイム


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