活動報告書
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丸子で紅茶つくりを楽しみましょう! |
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02-0408 & 02-0414 |
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塚本早苗 & 中尾教次郎 |
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<参加者> 日本茶インストラクター:26人(静岡・埼玉・東京・神奈川) 日本茶アドバイザー:2人 現代喫茶人の会会員・紅茶インストラクター・一般参加者: およそ50人(静岡・埼玉・東京・神奈川・大阪・愛知) |
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14/08/31(土) 08:00〜17:00 |
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現代喫茶人の会(静岡懇話会) |
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静岡市丸子6770−2 「丸子紅茶」 |
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現代喫茶人の会会員と一般参加希望者 |
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およそ 80 |
(教材) |
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(器具) |
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セミナー |
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各地より日本紅茶発祥の地-静岡市丸子の「丸子紅茶」に参集。参加者多数のため、到着の早い順にグループを作って8時早々より紅茶つくりに加わりました。正規製造ラインが2ライン、今回特別に昭和30年代に作られたという揉捻機を建屋の外に設置し、都合3台の揉捻機を使って進められました。 生葉は昨日摘採したものおよそ500Kg、2台の萎凋機に広げられていて、既にしっかり萎凋がかけられた状態で、これを今日中に参加者皆で紅茶に仕上げて行くと言う訳です。 村松二六さんの概略の説明を聞いてから、早速2つのグループに分かれて作業を開始。萎凋機の上に積まれている生葉を笊で運び、揉捻機に投入しいよいよ揉捻工程が始動しました。 作業工程は大きく別けて 揉捻−醗酵−乾燥 と進めて行きます。 揉捻ではそれぞれの揉捻機の回転数や揉み部の構造に違いがあり、そのため回転時間などを調整しつつ、最良の状態を確保して行くのですが、実際に茶葉を自らの手で掴んで変化の進み具合や、機械の違いによる茶葉の形状の差異などを確認することができて大変良い勉強となりました。 都度、村松さんの細かな説明が加えられました。又参加者の中には大変に詳しい方々もおられ、村松さんに促されての補足説明もまた大変参考となりました。 さて、工程は次に村松さんご自慢の醗酵機へ進み、最後に回転式の乾燥機投入へと進み、取出しの絶妙なタイミングの様子を数回に亘って見せて頂きました。この二つの工程も揉捻同様に、詳しい説明と共に茶葉を手に取っての身近な観察が出来ました。(各工程の説明は省略させて頂きます。) 作業工程は揉捻〜乾燥上がりまでおよそ3時間半、作業の合間に手の空いた方や、作業を終えた方々は、テントの下にて参加者同士のお茶談義。その間、それぞれのグループから仕上がって来る「べにふうき」を飲んでは比較評価。 また、事前に同じ茶園より摘採した「べにふうき」を5通りの方法で作った釜炒り茶が出され皆さんで試飲。その他、東京からの参加者で中国雲南方面に行かれた方がおられ、雲南の紅茶やプーアール茶・竹筒茶などを見せてくれたり、又別のグループからは、「べにふうき」の入ったパンを出して下さったりと、いろいろの方々から珍しいものが披露されました。そう言えば冷たいスイカにも大感激! この直ぐ近くには日本茶業の礎を築き日本紅茶のさきがけであります多田元吉翁の顕彰碑があり、地元の顕彰会の方が案内して下さいました。 100Kg余の紅茶が仕上がったのは4時半を廻っておりました。自ら手を掛けた紅茶「べにふうき」を手にして、昨日来より製造指示をしつつも熱心な説明に精力的に走り回って下さいました村松さんや、お手伝いして下さった方々に心よりお礼を申し上げ解散致しました。 台風15号の影響もなく予定通り無事に終了。日本茶インストラクター・アドバイザーの多数の参加とご協力に改めて感謝申し上げます。 |
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