テーマ
「OZONE 夏の大茶会」における「茶文化体験サロン」
認定番号
02-0445
報告者名
山口 光宏
スタッフ
 日本茶インストラクター
 東日本支部 : 木村桂子、早川博子、蓑 惠子
 静 岡支部 : 三角真恵子、森越節子、山口光宏
活動日時
14/07/20(土) 9:30〜19:00
主 催 者
(社)静岡県茶文化振興協会
 共催:世界緑茶協会
 協力:静岡県農業水産部、(社)県茶手揉保存会、
   静岡県茶品種普及協議会
会  場
東京西新宿 リビングデザインセンター3階
対 象 者
首都圏の在住者
参加人数
多数でした
使用資料
(教材)
-
使用資料
(器具)
  • 蓋付の器
  • 銘々盆
  • お茶うけ
  • 茶器類
  • 茶葉
  • エプロン
  • テーブル
  • イス
  • テーブルクロス等
スタイル
その他
概 要
1.会席風すすり茶
 蓋付の湯のみに手揉み高級煎茶を入れ、銘々盆にセットする。これを日本茶インストラクターの指示に従って、すすり茶方式で3煎目まで戴いてもらい、一煎毎の香味の変化を楽しんでもらう。最後には茶葉を食べてもらい、高級煎茶の楽しみ方を会席風に体験する。日本茶インストラクターとして和みの空間を演出する。

2.有望品種茶の試飲
 「山の息吹」、「さえみどり」、「おくひかり」の新品種茶の試飲を通して、それぞれの特徴や入れ方を説明。
また、簡単なアンケート調査(香味など)を実施し、消費性向を探るなどして、今後の活動に役立てる。

3.県茶手揉保存会会員による手揉茶の実演
 (ほれぼれする様な、お茶の出来でした。)
質問内容
  1. 実際、すすり茶の様にして飲まれていますか。
  2. どうして、低い温度でいれるの?
  3. お茶の品種とは何?
  4. 品種茶を試飲した後で.....このお茶を売って下さい。
質問への対応
  1. 福岡県では「しずく茶」と称して飲まれています。
  2. 旨みの成分アミノ酸と、渋みの成分カテキンとの温度の関係を説明。
  3. 産地の銘柄と混同している方が多くいらっしゃいました。お米にも、「あきたこまち」、「こしひかり」とある様に、お茶にも茶の木の種類によって特徴がそれぞれあります。そして、煎茶や玉露、てん茶など製品に対して、適している品種があるのです。今日紹介している品種茶は 品種のチャンピオン「やぶきた」を凌ぐすばらしい内容のお茶です。
  4. まずは、お近くのお茶専門店で、ご相談されたら如何でしょうか。
感 想
 都市圏で開催された「茶文化体験サロン」、若い世代のお客様が、多数来場してくださいました。そして、その方たちは、非常にお茶が好きで興味をもっていらっしゃいました。
将来の茶業界のことを考えると、不安になる事ばかりでしたが、今回の経験で大変勇気づけられました。お茶のもつ ポテンシャルの高さに改めて気づかされました。
 また、品種茶の試飲を通して、お客様の反応に興味がありました。水色良し、旨みや甘みがあり、それでいて渋みの少ない上品な味の「さえみどり」が評価が高かったです。


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