活動報告書
|
川根町で手揉み体験 |
|
02-0408 |
|
塚本 早苗 |
|
日本茶インストラクター:塚本早苗(02-0408)・中尾教次郎(02-0414)・大石和男(03-0646)・小林和重(03-0654) 現代喫茶人の会会員 :中川致之さん・藤森進さん・村松二六さん・山田新市さん |
|
14/07/13(日) 10:00〜15:00 |
|
現代喫茶人の会(静岡懇話会) |
|
静岡県榛原郡川根町笹間渡 川根温泉(ふれあいの泉)体験施設 |
|
現代喫茶人の会会員と一般参加希望者 |
|
8 |
(教材) |
- |
(器具) |
|
|
その他 |
|
参加者めいめいが川根町の川根温泉に参集。敷地内の一画にある体験施設にて手揉み体験をしました。体験施設はこじんまりとした室内に3台の焙炉(ほいろ)が並べられていて、その内の2台を使いました。 茶葉は近くの川根町の茶園で今年4月の後半に手摘みしたものを機械で蒸した後、冷凍保存しておいたものを解凍させたものでした。施設にはまんぱち=蒸篭(せいろう)などの蒸し設備なども用意されていて、茶摘時期であれば蒸しの段階から体験できるとのことでした。 2グループに分かれたそれぞれの焙炉に、地元川根町の手揉み保存会の方が付いて下さり、詳しい説明と丁寧な指導をしてくれました。今回はあまり無理をしないようにと粗揉の段階まで進められていて、ゆっくりとしたペースの中で、手揉み師を中心にお茶に詳しい参加者の皆さん、手を動かし汗をかきながらも茶談義に花を咲かせました。 最終仕上げは手揉師の手になりましたが、それでも針のように仕上がった手揉み茶を見て満足しつつ3時ころ終了。 体験施設の建屋内には、「ふれあい茶房」があり、そこで手揉み茶を頂きながらひと時の歓談。手揉指導者提供の茶殻で作った佃煮や、参加者の村松さんが持参した、前日作りたての「べにふうき」などを賞味したりして話は尽きないものでしたが、3時半に現地にて解散しました。 |
|
- |
|
- |
|
川根温泉・体験施設に初めて行きましたが、4〜5人の小グループから、12〜15人のグループまで、少人数で手揉み体験をするには大変良い施設であるように思われました。 場所は大井川と大井川鉄道に挟まれた川根温泉に敷地の一角にあって、時折聞こえて来るSL列車の汽笛の声に誘われては手を休め、参加者一同童心に返って、窓越しにSL列車の通過を歓声を上げて見送ったりしました。 反対側の掃きだし窓越しからは手の届くほど近くに大井川の流れが見られます。台風6号の通過と、早朝の激しい雷雨の為か、水かさが増していて激しい濁流となっておりました。めったに見られなくなったという川霧が帯を引いて対岸の山裾を覆っておりました。素晴らしい眺めに一同が感嘆。 お茶に関してよく使われる、朝霧のたつ山間地、しっとりとした川霧に包まれた茶葉などという表現に上手く適合している場所でもあるようです。 こうした雰囲気の中でリラックスしながらも、貴重な体験、さまざまな実のある勉強ができました。 尚、今回手揉み指導をして下さった方は、日本茶インストラクター有志で活動している「奏茶会」の会長・鈴木金苗さん。出して下さった茶殻の佃煮は大変美味しく人気がありました。 |
|