テーマ
静岡市役所<お茶の入れ方教室>
認定番号
02−0414
報告者名
中尾教次郎
スタッフ
テーブル講師:石川タミ子(ア2-661)中根睦己(ア2-469)中尾教次郎(02-0414) 助手:近藤なお(02-0385)
活動日時
14/05/09(木) 10:00〜15:00
主 催 者
静岡市
会  場
静岡市役所1Fラウンジ
対 象 者
静岡市役所一般来庁者及び市の職員
参加人数
およそ 150
使用資料
(教材)
  • 本山茶(山間地上級煎茶)
  • 「本山茶をたのしむ本」(静岡茶商工業協同組合刊行)を事前に勉強
使用資料
(器具)
  • 急須
  • 湯飲み
  • 茶托
  • ポット
  • 茶缶
  • 湯冷
  • スプーン
  • 茶殻入れ
スタイル
その他
概 要
静岡市役所の1階ラウンジに足を運ばれた来庁者に、新茶[本山茶]を飲んで頂きながら、お茶の特徴を説明をしつつ上級煎茶の美味しい飲み方を実演致しました。
テーブルは2箇所セットし、それぞれに4人のお客様に座って頂いて、1回15分を目安に、担当を交替しながらインストラクションを
進めて行きました。
時折の館内放送と、市担当者の方の適宜な呼び込みのお陰で、お客様を待たせることもなく、またインストラクターの手が空くこともなくスムースな運営が出来ました。
質問内容
  1. お茶について
    ・どこで採れたお茶か?。
    ・いくら位のお茶か?。
  2. 茶器について
    ・急須の大きさはどのくらいのものが良いのか?。
    ・何という茶器か?。(使用している急須の色が珍しい様子)
  3. 入れ方について
    ・茶葉の量、湯温、湯冷まし方法と温度、浸出時間
     など、入れ方の基本に対する質問が多く出ました。
     (お客様が自己流の入れ方に対して、どこか不確かな感じを持っておられる様子で、この際この教室でしっかりした入れ方を知って帰りたいと云う方が多くおられました。)
    ・急須にお湯を先に入れて後から茶葉を入れても良いか?
    ・2煎目は1煎目を入れた後、どの位の時間が経ったもの迄飲められるか?
  4. 飲み方
    ・湯飲み茶碗の持ち方(作法)はどうやって飲むのか?
  5. 保存方法
    ・冷蔵庫の保存で良いのか?
    ・まとめて買っているが?。保存方法は?。
    (まとめ買いをしていると言うお客様が結構多くおりsました。)
質問への対応
新茶の時期ということもあり、多分お客様の買われた新茶の味と、この教室で出すお茶の味とを比較しようと思いながら、テーブルに座った方も多く、美味しいお茶の入れ方についての興味が強く、質問も多く出ましたので、その対応について報告致します。
入れるお茶が山間地上級煎茶であることを説明した上で、お茶を2煎目まで飲んで頂き、お湯かげんとお茶の味の関係を極力理解して頂くように心掛けました。1煎目は湯冷ましさせる必要を説明し、およそ60度にまで下がった湯冷ましを手で触って確認して頂きながら飲んで頂きました。
2煎目は温度を高めにし、浸出時間は短くして飲んで頂き、1煎目との違いを体感して頂きました。
特に数値説明は主とせず、お客様の興味、疑問をゆったりした雰囲気の中で、お茶を味わいながら体験的に納得して頂くように配慮しました。
感 想
1煎目、2煎目と飲んで頂きましたが、お客様の反応は様々でした。同一のテーブル4人の方の間でも、1煎目にうっとりされる方もあれば、2煎目の方がしっかりした味が出て好きと言う方もあり感想はまちまちでした。
それでも、ゆったりしたお茶の一時をくつろいだとの満足感を漏らす方も多かったのですが、そう言う方の多くが日常生活の中で、湯冷まし時間や長めの浸出時間を持てないもどかしさを口にしておりました。
今回、アドバイザーの方々と一緒にインストラクションをさせて頂きましたが、大変熱心で親切な説明を心掛けておられ、お客様に喜んで貰った時の感動、嬉しさを全身に顕して微笑ましい限りでした。
共々、一層の研鑽を積んでいきたいものと痛感した次第です。


報告書TOP