テーマ
日本茶インストラクターによる本山茶の愉しみ
認定番号
02-0362
報告者名
Ken Stone
スタッフ
Ken Stone
活動日時
14/03/21(木) 10:00〜18:00
主 催 者
ステンドグラス工房かわもと&錦園石部商店
会  場
静岡ガスショールーム
対 象 者
ステンドグラス展来場者
参加人数
のべ約1000人/5日らしい
使用資料
(教材)
  • 本山茶の紹介資料(自作)
  • 熟成本山茶パンフレット
  • 急須についてのご案内(自作)
  • 摩利支と素材厳選のケーキを愉しむ茶話会チラシ(自作)
使用資料
(器具)
  • 急須1.8号×4
  • 急須0.5号×4
  • 磁器製湯のみ×30
  • 接茶用什器一式(テーブルその他)
スタイル
その他
概 要
 ステンドグラス作品展来場者に静岡市の山間地生産茶「本山茶」を愉しんで頂きつつ、お茶の特長をお話しさせて頂く。
質問内容
  1. お茶の保存方法は?
  2. お茶をいれる時の湯温は?
質問への対応
  1. お茶の製造方法及び形状、包装資材などによって異なります。ある程度の温度変化が有った方が風味に奥行きが生まれ、製造時には無い、美味しさを持つお茶もあります。
    専門店でお茶を購入なさるのでしたら購入時にそのお茶についての保存方法を聞かれるのが良いでしょう。
    尚、本日おいれしております本山茶は冷蔵庫による保管は必要ありません。日当たりと30℃以上の高温を避けて頂ければ十分です。
  2. お茶の形状、持っている特長によって使用する湯温及び浸出時間を変化させます。
    香気に特長が有るお茶や味わいに特長があるお茶と同じ蒸し製の日本茶であっても様々です。これも、お買い求めになられたお店でアドバイスを頂いたら如何でしょうか。
    よく、雑誌やTVなどで言われる70℃で1分といった入れ方はあくまでも「一般的な入れ方」でしかありません。湯温、湯量、茶葉の量を変化させてお好みの味わいを探すのも面白い事です。ぜひ、色々やってみて下さい。
    尚、本日の本山茶は香りに特長がありますので高めの湯温約80℃前後、浸出時間は45秒程度と致しました。
感 想
実は「美術館でお茶を」「世界お茶まつりインストブース」「東京フードフェア」「お雛祭り展」等で行われたスタイルを一人でやってみようと思い立ったのが始まりでした。
・呈茶のタイミングは?
・茶器準備の際はどうするのか?
・一人のマンパワーでスムーズにすすめるにはどんな点に留意するのか?
・呈茶時の服装は?
等々といった事柄を個人的に検証したかったのです。5日間を通じて非常に有意義でした。
このようなスタイルで行うことを前提にするのであればやはり、接茶の舞台となりえるような什器の存在が重要と感じました。ある意味、異質な空間作りをするのにも効果的でしょう。

尚、特にテーブルは必要性を感じたので製作することと致しました。テーブルは大袈裟ですが急須などの茶器等個人所有のアイテムの増強は必要のように思います。茶器にバリエーションを持たせたりするのは個人個人の特色を出して行くのにもいいのではないでしょうか?

お茶の美味しい入れ方では無い「何か」を伝えたいものだと思います。


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