テーマ
日本茶アドバイザー実技講習会
認定番号
02-0445
報告者名
山口 光宏
スタッフ
インストラクター14名(講師3名を含む)
活動日時
13/08/04 8:30〜16:00
主 催 者
日本茶インストラクター協会
会  場
静岡茶市場
対 象 者
日本茶アドバイザー受講者
参加人数
45
使用資料
(教材)
  • 講義用資料(本部にて準備)
  • 模擬試験用紙(本部にて準備)
使用資料
(器具)
  • 茶器セット
  • 実習用上級茶(30g×8グループ)
  • 鑑定用資料茶(茶種判定用10種
  • 外観品質鑑定用5種
  • 内質鑑定用5種×2回分)
スタイル
セミナー
概 要
お茶の入れ方実技
  1. 主任講師により「お茶の入れ方のポイント」を講義。
  2. 講師による「お茶の入れ方」の実技。 
  3. 各グループ(6人1グループ)に分かれて実技実習。グループ内で互評。この時、インストラクターが各グループに1名づつ付いて実習を行う。

鑑定審査

  1. 主任講師が、テキストに基づいて鑑定方法のポイントを説明。
  2. 模擬試験(茶種、仕上げ茶外観、内質鑑定)を行い、グループ内で互評採点。その後、アシスタントによる指導。

終了式

質問内容
仕上げ茶外観審査
  1. みる芽とは?
  2. 5種類の資料茶の中に手摘みのお茶が含まれているか?
  3. .品質の優劣の見分け方

お茶の入れ方

  1. 電気ポットで沸かした湯を使用しても良いか。
  2. お茶を注ぐ前に急須を回しても良いか。
質問への対応
仕上げ茶外観審査
  1. 細くよれていて、針の様に芯がたくさんあり、やわらかい物。
  2. 少し棒が目立ったのが気になったのですが、手摘みと判断しました。
  3. 細よれ、芯が有る事、葉が揃っていて手触りがしっとりしている事(形状が大形の物はよくない)。色択にツヤがある事(白くない)。など

お茶の入れ方

  1. 電気ポットで沸かした湯はあまりおいしくないので、ヤカンでしっかり沸騰させる事を勧めた。
  2. はげしく回すのは、雑味が出て良くないが、急須の中を均一にするというイメージで軽く回すのは良いと思います。
感 想
 お茶の入れ方実技では、湯の温度を実際に測って入れたのですが、70度の湯温が思っていたより熱かったという事がグループ全員の共通の意見でした。最初にインストラクションをした時に、湯冷ましの目安として、「湯のみを手で持てるようになれば70度になっています。」と説明したのですが、熱くて湯のみを持てませんでした。体感温度についての個人差、及び外気温・湯のみの材質、形状による影響もあるので説明方法に一考の必要が有るように思います。

 アドバイザー受講者とはいえ、茶業関係者の方も多く、アドバイザーの資質がインストラクターとあまり変わりがないように思いました。これがアドバイザーのレベルとすればインストラクターは、もっと知識、技術を高めなければいけないと感じました。

 楽しい講習会でした。また、機会があれば出席したいと思います。


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