テーマ
茶飲料情勢と今後の藤枝茶について
認定番号
02−0405
報告者名
高山 英之
助  手
-
活動日時
13/07/25 16:00〜17:00
主 催 者
JA大井川 稲葉支店茶業委員会互評会
会  場
大井川農協藤枝茶流通センター
対 象 者
委員会生産者他
参加人数
40〜50人
使用資料
(教材)
  • 飲料包装形態別年度別消費推移表
  • 2001年缶
  • 大小pet前年同期比増減表
  • 茶飲料CM浸透状況
  • 飲料缶使用茶葉(サンプル)
使用資料
(器具)
-
スタイル
講演
概 要
  • 茶飲料の登場からの歴史
  • 最近のヒット商品の分析
  • 製造現場から見た各ブランド商品の特徴
  • 飲料缶に使用している原料茶葉の現状
  • 原料茶葉の品質管理について
  • 包材別製造方法の違いについて(品質の違いも)
  • 産地としての飲料分野への取組み方 等
質問内容
  • 飲料に使用している茶葉の価格帯は?
  • 原料の確保についてはどうしているのか?
  • 1缶当たりの茶葉使用量は?
  • 抽出するときの温度は?
  • 飲料缶への添加物について
  • 中国産茶葉の台頭について
  • 1回製造数量は?
質問への対応
ノウハウ等もあり書面で残せないので割愛させて頂きます。
  • 飲料缶への添加物は、ビタミンC(酸化防止剤)、重曹(PH調整)が基本ですが、最近の傾向として、茶葉抽出物や香料などを入れることもあります。
  • 1回の製造数
    缶:90,000本以上
    PET:480,000本以上
  • 中国産のほかにベトナム産も最近増加。価格が安く増量剤としての使用は考えられる。品質は国産よりかなり落ちる。
感 想
 お茶飲料缶・PETが社会的に認知され、今やすごい勢いで伸びている状況の中、高級リーフの売り上げは下がってきている逆転現象が起きています。高級リーフが売れなければ生産者のモチベーションが下がってしまい、品質を落とす結果になるでしょう。高級リーフを飲料缶の原料に使い付加価値をつけて売るとも考えられますが、家で煎れたようなおいしいお茶をそのままパックするのは技術的にまだ確立されておりません。なかなか難しい問題だと感じますが、このお茶ブームにのって、どんどん仕掛けていく(拡売運動をする)ことが必要だと感じました。

 また講演後は質問が活発に出され、この分野が業界にとって興味のある内容になってきたことを感じました。個人的には、今後も飲料業界とお茶業界の橋渡しになるような活動をしつつ、一般の方にお茶をおいしく飲んでいただく手助けもしていこうと考えております。


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