『静7132』
耳なれない言葉でしょう。「やぶきた」の実を植え、その中から選抜された品種のひとつです。産地風景の画像をご覧いただけると分かりますが「紅い芽」のお茶です。30年近く前に導入され、決して多くはありませんが本山の産地では時折、目にします。
2003年、静岡市俵峰望月庄司さんの手による静7132を単品として世にだせる事になりました。茶栽培、製造についての安倍川東側で随一とも噂される茶匠、望月庄司さんのお茶である事も大きなポイントです。品種はただ植えればいい、作ればいいのでは無く、やはり優秀な方が育て作りこそしてだからなのです。
※以前に台湾の徐先生に釜炒り茶の製造指導をして頂いた事があるのですがその際、発酵特性がよいお茶の芽は「紅い」ものが多いとの事でした。
※現在、注目されている品種に「つゆひかり(70-30-302)」がありますがその片親でもあります。
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