俵峰は安倍川の東側にあたる産地。つづらおれの俵沢を過ぎ、しばらく山道を走るとちょっとびっくりするくらいの規模で茶園を見る事が出来ます。綺麗な沢が多くあちらこちらに山葵田があり山村のいい雰囲気が感じられます。 また河岸段丘の地形のため山間にしては平坦なイメージの土地です。
さて、あちらこちらの在来茶園を見て回った今シーズンですが、これは俵峰の在来茶園。園主はさくらかおりでもお世話になっている望月庄司さん。知る人ぞ知る静岡屈指の生産家です。この園はお父さんの代にやぶきたからの実を植えたいわゆるやぶきたの実生在来園になります。植えられてから約50年近く経った茶樹で構成されているまさに土地に根付いたお茶といえるでしょう。この園地のお茶は「自然と人が育んだ、土地ならではのお茶を活かしたい。」との石部の依頼を受けて頂き「昔ながらの静岡茶 俵峰 tawaramine」として商品化が出来ました。近々にお目見え致しますのでご期待ください。 |