ちょっと珍しいものをご紹介。東頭にある「コーロ」です。 |
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「コーロ」と呼ばれる茶です。(今回はやぶきたから枝変わりで出来たと思われます。)緑茶の事典によると「唐茶、にが茶とも呼ばれる。成葉は大きくて丸く、葉面の波曲が大きいので普通の茶葉とは明らかに区別される。タンニン含有量が高く、花がほとんど咲かない。これらは単一のコーロ型遺伝子によって発現したものである。」とあります。事典の内容でよく分からない部分がありますが、確かに葉の形状、花が咲かないという点はこのお茶の特長と合致します。 |
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組合長の築地さんと工場長の豊さん。
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横沢共同にて
組合長にして東頭の園主、築地勝美さんと石部。築地さんは玉川の親分といった存在の方です。
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横沢共同にて
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摘採された東頭の新芽は横沢共同に運ばれ、製茶作業に入ります。蒸し時間は約14秒。詳細は割愛しますが、蒸し機を見ると実際には数秒である事が想像出来ます。(これであっても「若蒸し」ではなく「普通蒸し」です。)横沢共同のお茶づくりが凄いと思うのは、東頭であれ、一般のハサミ(機械摘採)の生葉であれ製造においてはなんら変わらないと言うところです。(※蒸し時間の点でのみ築地山峡を除く。)故に園地での違いを実感も出来ます。
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横沢共同にて
工場長の豊さんの手の中の築地東頭
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手から逃げて行くような滑らかな手触り。硬いのに柔らかい。乾いているのにしっとりとしている不思議さ。これこそが築地東頭です。錦園は様々な品種、製法のお茶をご紹介しておりますがαにしてΩの茶はこのお茶であると思っています。そして、まんぱちを始まりとした蒸し製法の理想型がここにあるといっても過言ではありません。今年もこのお茶が出来た事がただただ嬉しく思います。 |
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