知人の紹介で日本茶を体験してみたいという外国の方(マリオさん)にお会いし、日本茶のテイスティングを7時間近くに渡って行いました。マリオさんは日本茶をこれまで飲んだ事がほとんどなく、ワインやチーズなどのテイスティングに長けている方。日本茶について先入観のない感想が聞けるよい機会でした。
午前中は「上級煎茶」、「中級煎茶」、「玉露」、「くき茶」、「玄米茶」、「ほうじ茶」を審査形式でテイスティングし、その後にそれぞれのお茶をスタンダードな方法でいれて、その味の違いを体験して頂きました。(日本人でもこれらのお茶をちゃんといれ比べたり、審査をした事があるという人は少ないでしょうね。)
興味深かったのは「ほうじ茶」を飲むシチュエーションを「リビングでリラックスしたりする時」にいいお茶と表現された事です。確かに、ほうじ茶は気楽に楽しめるお茶とされていますが、先入観の無い感覚の中からも同様なイメージが導き出されたというのはちょっと驚きました。
|