日本茶専門店 錦園石部商店 
titel 百八夜の手摘み新茶。築地東頭
立春から数えて88日目が八十八夜。それから更に20日、108日目の百八夜(5月21日)の手摘み風景。静岡市玉川地区東頭(トウベットウ)標高800mの自然仕立て茶園。30名近くのお茶摘みさんで手摘みがされました。
品種は「やぶきた」と「おおむね」。透明感ある艶やかな茎。力強くすらりと伸びた様子は摘んでしまうのが惜しいくらいです。
摘採の指示をする築地さん。
築地東頭の荒茶
 園地が出来て、17年。石部が東頭のお茶に初めて出会ったのは5年前になります。精揉の工程が終わり乾燥機へ向かうお茶を手にした時、手から滑り落ちるような感触に驚きを覚えました。

荒茶作製造の要「蒸し工程」。独自のノウハウが光ります。
荒茶作りのほぼ最終工程である精揉機を調整する築地さん。
東頭にて。
 茶園でいい芽を作り、それをお茶にする。多くの生産家が口にする言葉です。でも、ここまでのレベルで実践出来ているものを石部は知りません。ほぼ、究極レベルの煎茶です。お茶という植物の本来の樹型(丸い畝はあの形に人がしています。)から生み出される「茎(剣)が目立つ原葉」。必要にして十分な殺青「蒸し」そして、優れた製茶の技術。出来上がった製品から茶園の様子が思い浮かべられるようなお茶。

「日本の様々な蒸し製の緑茶、その全ての基本は東頭の中にある。」この事に気がついた時、お茶を見るという事がとても楽になりました。

マイノリティであるがベイシック。

なぜ、東頭はこのような栽培をするのか?
なぜ、東頭はこのような製造ができるのか?
なぜ、東頭はこの色をしているのか?
なぜ、東頭はこの形をしているのか?

 築地さん曰く「当たり前の事を当たり前にする。」この言葉はとても心に響きます。

2005年5月24日 石部健太朗



良い道具による充実のティータイム


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