急須と蓋。急須を使っていて壊してしまう所はどこか?
- 注ぎ口:お茶をいれていて器に当ててしまう。
- 蓋 :落として割る
- 蓋受け:蓋を当ててしまって欠いてしまう。
- 取っ手:落として折る。
- 本 体:落として割る。
多くの場合、買い替えるか、次の致命的な破損まで使い続けるケースがほとんどです。
ただひとつ2の場合に「あの、蓋だけありませんか?」のお問い合せを頂く事があります。お気持ちはよくわかります。ボディは全くの無傷で蓋だけが割れてしまったりすれば「なんとかならないかなあ。」って気持ちになるでしょう。
ところが、常滑焼きで蓋と胴の合わせの精度が良いものほど、「なんともならない」のです。申し訳ありません。なぜなら、
蓋と胴はセットされたまま窯で焼かれ、最終的な蓋の擦り合わせまで「対」で作られます。鋳込みとはいえ、厳密に同じものはひとつもありません。中でも「蓋」と「胴」の部分の合わせは個体差が一番わかりやすい所。違う蓋をのせてもガタついてどうにも使い難いことになります。
壊れてしまったらやはり、買換えをお薦めします。 |