owner's talkでは在来の茶園を時折紹介しています。ポスターなどで見かけるお茶の新芽はきれいな黄緑色がほとんどですが、実はお茶の芽の色は様々。赤と言うよりワインのような色の芽があったり、ちょっと驚くこともあります。
1975〜1980年に静岡では在来実生茶園から「やぶきた」への大規模な転換が行われました。全国に目を向けてみると全茶園面積に対しての在来の割合は1954年が96.6%であったのに対して1998年には9.9%。(時折、「お茶の味が昔と変わった。」などといった声を耳にしますがそれは錯覚ではないと考えられる数字です。)
※在来種:品種化された「茶樹以外」をさす呼び名です。
お馴染みの一面に揃った茶園の姿は品種導入によるもので、在来の園では芽の伸び方も色も、大きさもまちまちです。 |