日本のお茶で全栽培面積の実に77%を占める品種、それが「やぶきた」です。(主産地の占有率 静岡91% 鹿児島45% 三重67% 京都62% 福岡79% 埼玉73%)
地域適応性が広いこと、収量が多いこと、製造がしやすいこと、味、香りとも優良であることなどから全国の茶産地に普及。上記の%をみるとお茶といえば「やぶきた」といっても過言ではないでしょう。
さて、そんな「やぶきた」の生まれ故郷は静岡市の日本平です。名前の由来は、杉山彦三郎氏が竹薮を開墾した畑に茶の種子を播いて2つの個体を選別。南側のものを「薮南(やぶみなみ)」北側のものを「薮北(やぶきた)」と称した事に由来します。 |