黒でありながら色合いの中に緑を含んでいる土の色。「茶葉」の色に似てもいる。ただ「黒」とか「深緑」といってしまうには何か違う。
つらつらと調べていて「これは!」となった色が日本の伝統色の中の「鉄色」でした。
「鉄色」は焼いた鉄肌のような色。ごく暗い青緑。堅実なイメージの色で江戸時代に流行したそうです。
常滑焼らしいきめ細かな土によって作られた器は使うたびにその色合いを深めます。お茶を楽しむパートナーとして欠く事が出来ない「茶器」。器によって変化する味香りを活かしながら、お茶の時間をさらに面白く出来るといいなと思います。
色合い、雰囲気、手触り、軽さ、これまでの急須とは一線を画する急須とお茶好きの方や茶器に興味のある方達に喜んで頂いております。
お近くにおいでの際は是非、手にとって比べてくださいませ。