Nishikien.com 茶専門店 錦園石部商店  店主 石部健太朗(日本茶インストラクター#02-0362) お茶にまつわる様々な事柄。〜owner's talk〜 
titel 2005年新茶と常滑蓋碗
 ふるさと村での呈茶販売イベントが始まりました。メインで使用しているのは「常滑蓋碗 高資」です。

 お茶の葉が開いていく姿を眺めつつ、いれられるのも面白いと好評です。

※余談ですが、聞くところによれば、深蒸しタイプのお茶(中蒸しと呼ばれる細かなお茶も含める。)と普通蒸しの実際の生産の比率は9:1なんだとか。石部の拠点となる静岡市などはマイノリティに該当してしまうんですね。時代と共にお茶も姿を変えていくということなのかも?

朱と黒の蓋碗
 丸子以外の静岡市の産地も4月18日頃から摘み採りが始まりそうです。産地としていよいよ新茶時期に突入することでしょう。予想では短期集中の製造となるとされています。やわらかないわゆる「ミルい」味わいが楽しみたい方は早めの時期のお茶を買われるといいでしょうね。

 お茶は乾物のイメージがあるようで農作物といった認識が薄いように思います。「今、皆さんが飲んでいるお茶は3日前までは茶園に生えていたんですよ。」とお伝えするとちょっと驚かれたりすることもありました。茶産地の静岡でさえこのような感覚ですから、いわんやそうでない土地では・・・。

 石部も日本茶インストラクターの肩書を持つひとり。お茶を呈茶しながら、自然や、お茶を作る人、農作物としての「茶」の姿などを慌てずに伝えていきます。

摘芯したお茶の樹
2005年4月17日 石部健太朗



良い道具による充実のティータイム


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