Nishikien.com 茶専門店 錦園石部商店  店主 石部健太朗(日本茶インストラクター#02-0362) お茶にまつわる様々な事柄。〜owner's talk〜 
titel 「新茶の初摘み 2005年新茶 販売開始!」のおまけ
4月14日静岡新聞夕刊
「露地新茶 初摘み。金谷、県内トップ」とありましたがトップは丸子(4月13日が初摘み)ですね。これこそ、知る人ぞ知る話題ではあります。

金谷で初摘みされた品種は極早生の「まきのはらわせ」でした。

その「まきのはらわせ」は品種の中でも結構、ユニークな存在のお茶。ぱらぱらと資料を読んでみると、

静岡新聞夕刊(2005/4/14)
登録番号:農林7号
品種名:まきのはらわせ
<品種特性の概要>
極早生種。樹勢中。耐寒性、耐病性強。3倍体で不稔性。煎茶用として品良。
抜粋:「茶のすべて」P344窪川雄介編著

県内の在来種実生茶園から選抜・育成し昭和28年に登録。
抜粋:「緑茶の事典」P295柴田書店

不稔性:植物が種子を生じない現象のこと。つまり、3倍体ゆえに花は咲くけれど実がならない。(日本のお茶は4倍体がほとんど。)※実際にはならないわけでは無く極めてなりにくい。←生産者の声で、今まで一度だけ実がなった事があるよと聞いた事があります。

石部もこれまでに釜炒りにしたものを扱った事がありますが、ミルクフレーバーを持つ面白いお茶だった記憶が有ります。

 

緑茶の事典と茶のすべて
2005年4月14日 石部健太朗



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