(平成12年7月19日)
〜はじめに〜
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「常滑」は六古窯のひとつです。ちなみに他の5つは「瀬戸」「信楽」「丹波」「備前」「越前」です。古くから焼物が作られている土地となります。 起源としては、平安末期に比叡山からの依頼によって教典を入れる壺を焼いたのが始まりと伝えられています。その頃は「山土」が原料とされていました。後の時代、海の近くの水田の底より掘り出された鉄分の多い「田土」を使用し、「茶器」や「瓶」「壺」などが作られるようになります。 この鉄分の多い「田土」=「酸化鉄の多い粘土」が「朱泥(しゅでい)」です。「朱泥の急須」は皆さんもよくご存じなのではないでしょうか?) 朱泥の急須 現在でも月産20万個の急須の生産量をほこり、全国の土製の急須の実に9割が常滑で生産されています。急須は「鋳込み」=型を使用して製作するタイプと、「ろくろ」でひかれる手作りのタイプが有り、その割合は「前者が8割強、後者が2割弱」となっています。(平成12年) |
さて基礎知識も分かった所で窯元見学の様子をお伝え致します。
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