テーマ
静岡フードフェアにおける茶文化体験サロン
認定番号
02-0387
報告者名
坂本 彬
スタッフ
静岡支部 大崎 洋子、坂本 彬、小林 伸吉
東京神奈川支部 3名
活動日時
14/02/11(火・祝日) 10:30〜17:00 
主 催 者
社団法人 静岡県茶文化振興協会
会  場
東京・渋谷 東急百貨店 本店7階 催事場
対 象 者
静岡フードフェアへの来場者
参加人数
私の接したお客様 約50名
使用資料
(教材)
  • 主催者がパンフレット(県内の公共茶室等の案内書)を用意しインストラクションを受けて下さった参加者に1部ずつ配布
  • 各テーブルに説明用に用意された茶を使った料理に関する見本写真のパンフレット等各テーブルに4種類
使用資料
(器具)
  • 主催者が煎茶用茶器一式(急須 湯冷まし 玉露茶碗程度の小さい茶碗 ポット お盆 他)
  • 焙煎茶の説明用にオーブントースター
スタイル
その他
概 要
円テーブル5卓 椅子各6 昨年より雰囲気を出す為に会場内に細かな配慮がなされていた。お茶を味わっていただく場として良い雰囲気であったと感じた。
茶種:煎茶深むし 1煎目これを水で淹れる、2煎目を湯で淹れる この両方を味わっていただく
焙煎茶:家庭のお茶の活用 焙煎により違った香りを味わっていただく
飲んだ後の茶葉の利用法 静岡の物産を利用した簡単な料理の紹介と味わっていただく(茶文化振興協会の風間さんが料理を作ってくださる 大変好評でした 。
質問内容
質問はかなり広範囲に及び茶の作り方の違い、産地による違い、無農薬茶、農薬のこと、有機栽培茶、表示のこと、ブレンド技術、茶の保存法、賞味期限、茶の効用、カテキンの効果、茶はなぜ価格が高いのか(一般に消費者は高いと考えている人が多いように聞こえる)
但し、このような催しに関心を持ち、席に座って下さる来場者は一般に日頃緑茶を愛用している方が殆どで、いずれも緑茶が好きである、よく飲んでいると好意的である。
子供さんを連れた家族の方が多いので このことを考慮して置いた方がよい。
質問への対応
質問にはいずれもわかりやすく、やさしく説明し、さらにお客様からの質問をいただき答えるようにした。
20分程度を1コースと考えて行ったがもう少し時間を要することもあった。
一般に世の中の動向は食の安全、健康志向 が第一、そして簡便性 価格 という方向にある。
高級、高価は対象がかなり限られてくる。
茶の効能 機能性 安全性(農薬等)についても十分な知識により、きちんと明確な説明が出来るように日頃鍛えておく必要がある。         
感 想
日頃私は実験室で茶の分析などを行い、直接茶の取引や商売に触れることが無いので、こういう機会は良い勉強になる。
世の中の飲料となる商品の種類は非常に多くなり、消費者は広範囲に選択することが出来る。
長期的視野に立って将来の緑茶のあるべき方向を考える必要がある。
今回の企画は来場者も結構多く良かったと思う。
来客の反応として、深むしのあの濃いみどり色と強い渋みを好む人がとくに若い人に比較的多いように感じた。
水で淹れた1煎目は味の点で日頃飲んでいる茶に無いおいしさとして評価した人もいたが、なにか物足りないという人もいた。


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