お茶にまつわる周辺知識

「お茶を入れる時のお湯はなぜ沸騰させるの?」

「お茶を入れる時のお湯は必ず沸騰させます。」って聞きますよね。その訳はと言いますと
  1. 殺菌のため
  2. 沸騰により水の硬度(一次硬度)が下がり、お茶の成分が抽出しやすくなる。
  3. 残留塩素等揮発性の臭気成分を取り除く。
  4. 沸騰をさせる事により水の界面活性力が弱まり泡立ち難くなる。

といった事が上げられます。


※2の補足:沸騰によって、一次硬度は下がります。(※ただし湧かし続けると硬度は上がってしまいますので御注意の程。)硬度が高いと、お茶の滋味が淡白になりやすく、硬度とお茶の関係で知られる話しとして

例えば

  • ヨーロッパ土産の紅茶を日本の水で入れたら強すぎて飲めなかった。
  • 日本茶を硬水の地域へ持っていったのだが美味しく入れられなかった。

これらは水の硬度が影響して発生する事がほとんどです。ちなみに以前、中国のハルピンへ滞在していた際に私も実体験として味わいました。かの地は「硬水」の土地柄であり、持参した緑茶は色付きの白湯と化しました。又、その逆に現地で飲んでいたジャスミン茶は静岡の水では香りが強すぎて飲めませんでした。今から15年ほど前の話しです。

※4の補足:緑茶にはサポニン(シャボンの語源)などの成分が含まれており、沸騰させていない水だと泡が立ち易くなります。水出し煎茶のティーサーバーが泡立っている光景を目にしますのはこういった理由からです。


余談なんですが・・・硬度の話しが出たついでに。

 お茶の味を左右するのは硬度ばかりでは有りません。先日の台湾行の際、本山茶を持っていきましたが(御丁寧に錦園の急須も持ってです。笑)

 水質としては軟水の現地の水で入れると、いつも感じていた風味(本山茶の特長である「含み香」や「余韻の有る香り」です。)が薄いのです。水とお茶の関係はとても深いものだと実感した出来事です。水とお茶の関係についてはまた後日。


写真は故宮の4階の喫茶室で台湾茶を楽しむ店主の図。


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