水見色かおりを飲める場所

 2002年10月2日、静岡県清水市草薙の中国茶専門店「萬千吉茶坊(まちきちさぼう)」にてメニューに登場!

水香清茶(水見色かおり)700円
"水見色かおり"の花のような香り、まろやかな味わい、すっきりとした渋味を、中国茶器も取り入れた当店オリジナルのスタイルでお楽しみいただけます。



 茶どころ静岡で、香り高く味わい豊かな中国茶の愉しみを紹介させていただいております。 中国での研修体験に基づき、豊富なバリエーションのお茶それぞれの持ち味が最大限に生かされるようなコーディネートを心がけ、 ご提供しております。

中国国家認定茶藝師
中国銘茶・茶器専門店/喫茶
「萬千吉茶坊」(まちきちさぼう)
マネージャー 勝又 綾子

〒424−0886
静岡県清水市草薙313
TEL/FAX
(0543)47−7158
E-MAIL
info@machikichi.com
URL
http://www.machikichi.com

水見色かおりについて思うこと

 中国の友人達にお土産として”水見色かおり”をプレゼントしたことがあります。その時の反響がそれはすごかったのです。 まずなにより皆その花のような芳しい香りを大絶賛。これは、日本ではごく一般的な蒸し製緑茶を贈った時にはなかった反応でした。それというのも、これまでの個人的な経験上の話しで恐縮ですが、中国では日本の玉露に代表されるような海苔香や濃厚な旨味、そして新茶のイメージでもある青々とした新鮮香が良い評価を得られた事があまりありませんでした。残念ですが、いわゆる上級煎茶ほどその美味しさを理解する事が難しい傾向にあるように感じました。

 中国のお茶好き達は、まず香りを、次に水色や茶葉の姿などの外観を見て、味わい、そして余韻を愉しみます。 中国の茶業者の友人が、多くの中国人がごく普通にやるように、ガラスのコップにこの”水見色かおり”をいれ、そのままそこにお湯を注ぎ、そのグラス片手にニコニコしているのを見た時、ハッとしました。茶葉は皆きれいに下の方に沈み、ゆらゆらと揺れているのです。 それは、まるで爽やかな風の吹く春の茶園を彷彿とさせるものでした。

 水見色かおりは、その特長有るの花香はもちろん、茶葉の姿も愉しめます。実に奥深い愉しみ方が可能であり、これまでお茶に興味をお持ちの方はもとより、多くの人の関心を新たに惹きつける可能性を十分にもつ開拓者、つまりはフロンティア精神にあふれたお茶のように思えるのです。


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