明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
画像は静岡市の日本平周辺になります。天気が良かったので富士山の観える茶園画像をご紹介出来ればと思い出かけてきました。防霜ファン(電信柱に扇風機がついたようなもの)が立ち並ぶ園地と富士山。いかにも静岡な光景といえます。
さて、この防霜ファンは現在、もっとも効果的な霜害対策の設備とされているものです。お茶の畝面近くにセンサーを設置し、設定温度に達するファンが回り、畝面に比べて温かい逆転層の空気を吹き付ける仕組みになっています。(もちろん、今の時期は電源は切られていますので回ることはありません。)
尚、実際にファンが働くのは夜間になります。稼動すると低音ですが結構、大きな音がしますよ。
昨今、異常気象であるとの話題が尽きません。数年を振り返ってみるとこの異常気象というのは気候変動が大きい事をいうように思えます。以前、生産家が「農作物というのは暑い時にはちゃんと暑く、寒い時にはちゃんと寒いのが一番いいんだよ。」と言っていたのを思い出します。生産家の丹精が実を結び、良茶が出来ます事を切に祈ります。
お茶を作る人、飲む人、その双方にとって良い年となりますように。